※本記事は筆者の実務経験(税理士事務所2年半・経理財務14年・現在広告会社CFO)をもとに執筆していますが、最終的な判断は税理士や所轄の税務署にご確認ください。申告期間等は2026年6月時点の見込みです。
「自分は確定申告が必要なの?」——会社員・副業・フリーランス、それぞれで判断基準が違うため、迷う人が多いテーマです。
本記事では、確定申告が必要な人・不要な人を総まとめで整理します。話題の「20万円ルール」や、見落としがちな住民税の扱いまで、税理士事務所とCFOの実務経験をもとにわかりやすく解説します。
📌 この記事の要点
- 判定は「収入」ではなく「所得」(収入−必要経費)で行う
- 給与1か所+副業の所得20万円以下なら所得税の申告は不要
- ただし住民税には20万円ルールがない(申告が必要)
- 医療費控除・ふるさと納税などで申告するなら副業分も合算
- 次回(令和8年分)の申告期間は2027年2月16日〜3月15日見込み
あなたは「申告が必要」?「不要」?
| 状況 | 所得税の確定申告 | 補足 |
|---|---|---|
| 給与1か所(年末調整済)+給与・退職以外の所得が20万円以下 | 原則不要 | 住民税の申告は原則必要 |
| 二か所給与+給与以外の所得と合算して20万円超 | 必要 | 年末調整されない給与に注意 |
| 給与収入が2,000万円超 | 必要 | 年末調整の対象外 |
| 医療費控除・ふるさと納税・住宅ローン控除(初年度)等を受けたい | 必要(還付) | 20万円以下の所得も含める |
確定申告 要否かんたん判定
※本ツールは一般的な目安を判定するものです。実際の判断は個別事情により異なります。最終的には国税庁または税理士にご確認ください。
確定申告が必要な人(総まとめ)
- 給与収入が2,000万円超
- 二か所以上の給与があり、年末調整されなかった給与収入+給与・退職以外の所得の合計が20万円超
- 給与が1か所かつ給与・退職以外の所得が20万円超
- 控除適用のために自ら申告する人(医療費・寄附金・雑損・住宅ローン控除〈初年度〉等)
「20万円ルール」と住民税の落とし穴
給与所得者は、給与・退職以外の所得の合計が20万円以下なら、所得税の確定申告が不要になる「申告不要制度」があります。
CFO目線:「申告不要」でも、やった方が得なケースは多い
「20万円以下だから申告不要」で済ませる人は多いですが、実は申告した方が得なケースも少なくありません。副業で源泉徴収されていれば、確定申告で還付される可能性があります。医療費がかさんだ年、ふるさと納税をした年も同様です。「義務ではない=やらない」ではなく、「やると戻ってくるか」も一度確認する価値があります。私自身、毎年この観点で家族の申告要否を点検しています。
🧑💼 自分のケースで申告が必要か迷ったら
副業・複数の所得・控除など、状況が複雑なほど判断が難しくなります。税理士に相談することで、申告の要否・還付の可能性・最適な申告方法を確認できます。
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会社に知られにくくする「普通徴収」
副業分を会社に知られにくくするには、住民税の納付方法を「普通徴収」(自分で納付)にします。
- 確定申告する場合:第二表「住民税・事業税に関する事項」で「自分で納付」にチェック
- 確定申告しない場合:住民税申告書で普通徴収を選択
控除のために申告する人(還付申告)
以下のケースでは、確定申告をすることで税金が戻る(還付される)可能性があります。
- 医療費控除・寄附金控除(ふるさと納税)・雑損控除などを受けたい
- 住宅ローン控除の初年度(年末調整では反映できない)
- 年末調整で反映されていない控除がある
これらの理由で確定申告をする場合、副業所得が20万円以下でも、その所得を申告書に含めるのが原則です。
確定申告の申告期間(令和8年分)
受付期間:2027年2月16日(火)〜3月15日(月)見込み
e-Tax:2027年1月上旬から受付開始の見込み
還付申告:2027年1月1日から提出可能
チェックリスト(保存版)
- 判定は収入ではなく「所得」(収入−必要経費)
- 住民税は別建て(20万円ルール非適用)
- 副業が給与だと普通徴収指定が効かない場合あり
- 控除目的で申告するなら副業20万円以下でも計上
- 二か所給与は年末調整されない給与収入+その他所得で20万円判定
よくある質問(FAQ)
まとめ
確定申告の要否の要点
- 判定は所得(収入−経費)で行う
- 給与1か所+副業20万円以下なら所得税の申告は不要
- ただし住民税は別途申告が必要
- 控除を受けるなら申告必須(還付の可能性も)
- 次回(令和8年分)の申告期間は2027年2月16日〜3月15日見込み
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📖 副業で確定申告が必要な人・不要な人【2026年版】
20万円ルールと住民税の落とし穴を深掘り
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申告するならどちらが得か
📖 ふるさと納税【2026年版】ポイント廃止後の賢い使い方
確定申告で寄付金控除を受ける
※本記事は2026年6月時点の情報です。最新の申告期間・要件は国税庁または税理士にご確認ください。
広告会社CFO|実務16年半|税理士試験4科目合格。
2026年4月に第一子が誕生、39歳のパパCFOとして育休・家計・税金をリアルに発信中。
個人事業主・副業者・主婦のための税金・社会保険情報を実務目線で書いています。


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