税理士試験は独学では非常に難易度が高いため、多くの受験生がスクールや通信講座を利用します。
しかし「大原・TAC・スタディングのどれを選べばいいの?」と迷う方も多いでしょう。
本記事では、3大人気スクールを比較し、私自身が大原・TAC・スタディングのすべてを経験した体験談も踏まえて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
大原の特徴
- 合格者シェアNo.1
- 教材の完成度が高く、カリキュラムが充実
- 通学型・通信型どちらも選べる
メリット
- 講師陣が「教えるプロ」で授業が非常にわかりやすい
- 長年の実績があり安心感がある
デメリット
- 費用は高め
- 通学は時間的制約がある
私の大原での体験談
私は大学2年のときに資格の大原・立川校で簿記と財務諸表論を受講しました。
大学生活はサークルやバイトで誘惑が多く、最初は2科目受講していたものの、途中から財務諸表論に集中。
それでも続けられたのは、先生が毎月面談をしてくれたり、飲み会で受講生同士をつないでくれたおかげです。
当時は「彼女と別れて勉強が手につかない」と先生に相談したこともありました(笑)。
今思えば甘えですが、そんな悩みにも親身に寄り添ってくれる先生がいたことで、なんとか1科目を進められました。
👉 「講師が伴走してくれる」安心感こそ、大原の大きな魅力だと実感しています。
TACの特徴
- 模試や答練の質に定評
- 都市部を中心に校舎があり、通学型に強い
- 実力派講師が多い
メリット
- 問題演習を重視して力をつけやすい
- 実務に精通した先生から学べる
デメリット
- 通学が前提のため地方在住者には不向き
- 費用は大原と同程度
私のTACでの体験談
大学を卒業し、横浜の税理士事務所で働きながらTAC横浜校で法人税を受講しました。
社会人コースでは「人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)」を利用して受講。
しかし、社会人になったばかりで仕事のストレスと勉強のストレスが重なり、通学も時間的に厳しかったためオンラインとの併用に。
結局途中で挫折し、年間20万円以上の受講料をドブに捨てた記憶があります(笑)。
それでもカリキュラム自体はしっかりしており、続ければ必ず合格できる内容だったと思います。
👉 「実務家講師から専門知識を学べる」点がTACの強みです。
スタディングの特徴
- 完全オンライン型の通信講座
- スマホ完結でスキマ時間に学習可能
- 受講料が安くコスパが高い
メリット
- 圧倒的な価格の安さ(大原・TACの約1/5程度)
- 通勤時間や育児の合間でも学習できる
- 学習マップやAI問題演習など独自機能で効率的
- 忙しい社会人でも続けやすい
デメリット
- 講師との交流や仲間ができにくい
- 強制力がないため自己管理が必要
私のスタディングでの体験談
法人税の合格がなかなかできず、最終的にはスタディングを1年間利用して合格しました。
社会人として働きながらの勉強は「まとまった時間を作る」のが難しく、スキマ時間を効率的に使う必要があると痛感。
その点、スタディングはスマホ完結で学習できるため、通勤電車の中やちょっとした休憩時間でも勉強が進められました。
👉 「スキマ時間を勉強時間に変えられる仕組み」がスタディング最大の魅力だと思います。
3社比較表
スクール名 | 講師の特徴 | 形式 | 費用目安 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
大原 | 教えるプロ、わかりやすい | 通学・通信 | 数十万円〜 | 初学者、安心感を重視したい人 |
TAC | 実務家税理士が多い | 通学・通信 | 数十万円〜 | 実務にも触れながら学びたい人 |
スタディング 🌟 | スマホで完結、低価格 | 完全オンライン | 数万円〜 | 忙しい社会人、コスパ重視の人 ✅ |
まとめ|講師のスタイル+学習スタイルで選ぼう
- 大原:先生が伴走してくれる安心感、学生や初学者におすすめ
- TAC:実務家講師から専門的に学べる、社会人経験を活かしたい人に最適
- スタディング:スキマ時間を徹底活用できる、忙しい社会人や子育て中の人向け
👉 どのスクールも強みがありますが、自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことが合格への近道です。
特に社会人として限られた時間の中で効率を求めるなら、スタディングが現実的な選択肢だと実感しました。
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